「草野球の窓」くまの穴

第1章 「審判員用具あれこれ」
(1)マスクとプロテクター

【マスク】
 球審が使用するマスクですが、現在購入できるもののほとんどは、太い横線と細い縦線で交差してつくってある、ワイヤーフレーム型です。少し前まででしたら、太い横棒のみのバーマスクも見かけましたが、運動具店ではもう置いているお店がほとんどなくなりました。また、捕手用のそれとの区別も今では見かけなくなりました。色につきましても、最近では昔ながらの黒一色ではなく、紺やカーキ色のものを愛用する球審が増えています。審判員も個性を出す時代になってきたのかもしれません。マスク選びのコツは何と言ってもその快適性です。夏でしたら2時間以上も炎天下で過ごすことになるのですから、自分の体力の消耗を少しでも防ぐことができるように、軽量で着脱がしやすく視野が広くて、マスクの存在を感じさせずに投球の判定ができる、そのようなものを選択してください。


【プロテクター】
 これも二種類に大別できます。アウトサイドプロテクターとインサイドプロテクターです。
 前者は、昔から愛用されてきました、両肩にバンドをかけて両手で支えて持つものです。一枚のでかい板を持っているように見えます。何年か前までは、このプロテクターがわが国では主流でしたので、みなさまもよくご覧になったかと存じます。
 アウトサイドプロテクターにも、チューブ式と二つ折り畳み式の二種類があります。チューブ式は使用する際に空気を注入して風船のように膨らませるものです。空気を抜けば小さくたたむことができるので、携帯には便利です。二つ折り畳み式のものは、持ち運びにはかさばりますが、チューブ式のものよりはるかに軽量で、試合中は快適です。私もこの二つ折り畳み式を使っていました。

 後者のインサイドプロテクターですが。この何年かで、わが国では衣服の下に着用する当プロテクターがすっかりお馴染みになりました。捕手のプロテクターを小型にしたようなもので、両肩を守るために大型のパットが取り付けられています。今や、プロはもとより、アマチュア野球の球審のほとんどがこのインサイドプロテクターを愛用しています。
 このプロテクターの特長は、着用した際の身軽さでしょう。打球を追いかける際にも、マスクをはずしただけで素早い移動が可能です。他の塁でのプレイをカバーするときも邪魔になりません。安全面におきましても、露出している両腕さえ注意していただければ、アウトサイドプロテクターと何ら遜色ないものです。このプロテクターが流行するにしたがって、さらに丈夫で衝撃吸収性に富んだ製品が次々発売されるようになりました。欠点をあえて書きますと、使用後は汗くさくなって他の人への貸し出しが不向きですし、各審判員の体格に合ったものを着用しないとかえって危険になるので、どうしても個人単位で購入する必要があることでしょう。

(2001.2.19)



   今日も元気に「ストライク!」


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