「草野球の窓」くまの穴

第1章 「審判用具あれこれ」
(3)インジケーターとプレートブラシ

【インジケーター】
 この審判道具につきましては、選手であるみなさまもよくご存知ではないかと思います。ストライク、ボール、アウトのそれぞれのカウントを明示させるものです。前記のマスクやプロテクターとは異なり、目立たない道具です。とは言いましても、球審はもちろんのこと、塁審にとりましてもこれがないと実に困るという必需品です。プラスチック製でダイヤル式のものがほとんどですが、いちいち見なくても確実に操作できるように練習しましょう。

 ところで、インジケーターのカウント表示は、ストライクとアウトが「3」、ボールが「4」まであることにお気づきでしょうか。以前、ご質問を受けたことがあります。「2」や「3」までの表示でいいではないかと。その次は「0」に戻った方が使いやすいではないかと。まさかそのようなことを聞かれるとは予想しておりませんでしたので、私はとっさにお答えすることができませんでした。
 困った私はインジケーターのメーカーを尋ねました。その結果、確認のために「3」や「4」があるのだということが判明したのです。誤った操作のためにカウント表示を「0」に戻してしまわないように、そして「ストライクスリー」と「ボールフォア」を明確にするために「3」と「4」は存在することがわかったのでした。「ふ〜ん、聞いてみるものだなあ」と、そのときは妙に感心してしまったことを覚えています。

 あと余談ですが、昔、デジタル表示のインジケーターが発売されたことがありました。珍しいもの好きな私はすぐに飛びつきました。「S」やら「B」のボタンを押すたびに「ピピッ」という電子音がして、何やら得意げに私は愛用していました。でもあっという間に市場からは消えてしまいましたね。きっと、誤操作した際の訂正方法が面倒だったことが敬遠されるひとつの原因ではなかったかと。電池交換も面倒でしたしね。ネジをドライバーではずさないと裏ブタがはずれないのです。私も電池が切れるまでは使っていましたが、その後、従来のダイヤル式に戻しました。何年かして机の引出しから引っ張り出したこのデジタル式インジケーターは、液晶が漏れたのか、表示部が真っ黒けになっていました。


【プレートブラシ】
 これも普段は審判員のズボンのポケットに納まっているものですので、あまり目にとまらない道具です。投手板や各塁のキャンバスバッグを掃除するための小さなハケなのですが、これの使用法にも作法というものがあります。それにつきましては、後の章で述べさせていただくことにいたします。

(2001.2.26)



   今日も元気に「ストライク!」




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草審判員 くま


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