「草野球の窓」くまの穴

第1章 「審判用具あれこれ」
(5)帽子とスパイクシューズ

【審判帽】
  審判員のキャップには二種類あります。球審用と塁審用です。両者の違いは、実際に手にとって見ないとよくわからないと思います。どこだかみなさま、ご存知ですか? 正解は「ひさし」の長さです。球審用はマスク着脱の邪魔にならないようにひさしが短くなっているのです。お恥ずかしながら、私は球審を行うまで、球審は捕手と同じように帽子の前後を逆にしてマスクをかぶっていると思っていたのでした。逆にせずに使用するということを先輩から教えられ、自分のあまりの勉強不足をこのときは痛感させられました。

 一方、塁審用は選手用のものと同じく、長いひさしを採用しています。団体により、これらの帽子にもその団体のシンボルマークをあしらうことがあります。私が公式審判員としてスタートを切った大阪市西淀川区の団体は、会長ら役員のキャップには団体のマークが刺繍されておりましたが、審判員らのものは既製品、要するに無地でした。ちょっぴり役員らがうらやましかったです。


【スパイクシューズ】
  実を言いますと、あまり知られていませんが、これにも球審用と塁審用があるのです。前者は、シューズの甲の部分にプロテクターがつけてあって、捕手が脱いだマスクや打球などから足を保護できるように設計されています。またつま先は安全靴と同じように、とても頑丈につくられています。

 後者の塁審用には、当然のことですが、まったく保護具が装着されていません。球場中を軽快に走り回ることが可能になるように、軽量設計です。よいアンパイアリングを行うには、何と言いましても足元をしっかりと固めないといけません。私の場合、ほとんどの審判用具は既製品を利用しておりますが、このシューズだけはどうしても自分の足にしっくりと馴染む既製品がありませんでして、球審用・塁審用ともM社製の特注品を愛用しています。

(2001.3.4)



   今日も元気に「ストライク!」




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草審判員 くま


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