「草野球の窓」くまの穴

第1章 「審判用具あれこれ」
(6)プレートブラシの使用法

 プレートブラシは球審や塁審が携帯する、掃除用の小さなハケのことです。このブラシの使用法について解説致します。

(1)球審
 球審はホームプレート上に積んだ土を払い除ける時にブラシを使用します。まず、掃除はボールデッド中に行います。ファウルボールが打たれましたら、自動的にタイムとなりますので、本塁を掃除するのに絶好の機会です。球審は必ず投手に背中を見せて、ハケを使います。これは不意に球が内野から飛んできましても、顔等にぶつからないようにするためです。また、球審が背を向けていたら、投手は投球することはないでしょう。投手に背を向け、ポケットからブラシを取り出し、前かがみになって本塁を掃きます。本塁上だけではなく、その周辺も土が盛り上がらないように平らにしてください。特に、ホームプレートの五つの角は大事です。この五角が土で隠れてしまっていては、正しいストライクゾーンの把握はできません。風の強い日は、舞い上がった土ボコリが近くにいる打者や捕手の目に入らないように、特に注意深く掃きましょう。プレイ中に掃除が必要になったとき(走者のスライディングの後など)は、「タイム」を宣告して、それから掃除してください。


(2)塁審
 塁審は自分が受け持つ塁のキャンバスバッグが土で隠れてしまわないようにいつも注意してください。また、塁審は投手板の掃除を怠ってはいけません。投手板はあっという間に埋もれてしまいます。頻繁に掃除する機会は得られないでしょうけれど、攻守交代の際には必ず実施するようにしましょう。塁審が一人のときは攻守交代の度にマウンドまで行って掃除します。投手板付近は深くえぐれていることが多いものです。少しでも平らにして、投手が投球しやすい環境を整えましょう。一塁と三塁に塁審がいるときは、投手板の掃除は交互に行います。すなわち、一塁側のチームの攻撃が終了したときは、一塁塁審がダッグアウトまで行って、守備につく選手に「さあ、張り切っていきましょう!」などの声をかけてハッスルさせます。この間に三塁塁審がマウンドまで行って、投手板を掃くのです。三塁側のチームの攻撃が終了したら、今度は逆です。三塁塁審がダッグアウトへ、一塁塁審が投手板を掃除する順番となるのです。
 なお、二塁塁審には投手板の掃除の任務はありません。塁審が二人の場合、二塁のキャンバスバッグの掃除は、三塁塁審が二塁で構えるときに三塁塁審が、一塁塁審が構える際には一塁塁審が行います。球審と同じく、プレイ中にキャンバスバッグや投手板の掃除が必要になりましたら「タイム」を宣告して清掃して構いません。ただ、試合をスピーディに運ぶことは決して忘れないでください。必要以上の「タイム」は時間節約の大敵です。

(2001.7.21)



   今日も元気に「ストライク!」




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草審判員 くま


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