「草野球の窓」くまの穴

第3章(1)単独制審判の動作
B.内野ゴロに対する判定
〜その他のパターン〜

<走者二塁のとき>

 走者二塁のときの内野ゴロは、走者の三進に備えて三塁寄りに位置して、打者走者に対する一塁でのプレイを判定します。二死後でしたら、走者は三塁から一気に本塁へ向かうこともありますから、一塁側のファウル地域へ出て判定を行うことも必要です。

 何度も書きますが、ファウルライン際への打球は、フェアあるいはファウルの判定を行うことが優先します。(図9)




<走者三塁のとき>

 走者三塁のときの内野ゴロは、走者の本進に備えて一塁寄りに位置して、打者走者に対する一塁でのプレイを判定します。

 三塁のファウルライン際への打球の場合は、打球の判定の後、三塁走者の動きに注意しながら三塁側のファウル地域へ出て、打者走者の一塁でのプレイに注視します。(図10)




<走者一・二塁のとき>

 内野ゴロを捕球した野手が、併殺や三重殺を企てたときの審判員の動き方です。走者が二人以上いるときは、どの塁へもすばやく移動できる体制作りに気を付けなければなりません。そして、ゴロを捕球した野手がどこへ送球するか、それを見定める必要があります。いずれの塁へ送球があっても、あわてることなく冷静に行動しましょう。

 基本的に打球の方向へ内野内を移動します。そして、送球があった塁の封殺プレイを判定します。次に、野手が続いて送球したら、送球先の塁での判定を行います。ファウルライン際の打球は、フェア、ファウルの判定が最優先されることはこれまでお話しさせていただいているとおりです。(図11)




<走者一・三塁のとき>

 三塁に走者がいるときは、審判員は本塁でのプレイに備える必要がありますので、思い切って内野内へ移動することは制限されます。内野ゴロが打たれたら、それがファウルライン際のものでなければ、本・一塁間のファウル地域に位置して、そこからすべての塁での判定を行います。二塁での封殺を判定するには距離がありますが、上手に角度をつけて、野手の陰にならない位置を占めて判定してください。
 もし内野ゴロが打たれたときに三塁走者が本塁へ走塁してきたら、本塁でのタッグプレイを判定するための、死角にならないよい位置を素早く占める必要があります。送球が来る方向によってその位置は変化しますので、瞬間の判断が要求されるところです。プレイは必ず球があるところで行われるのですから、球の行くところに神経を集中させておけば、まずプレイの見落としは防ぐことができます。(図12)




<走者二・三塁のとき>

 走者二・三塁のときの内野ゴロは走者が三塁だけのときと同様、走者の本進に備えて一塁寄りに位置して、打者走者に対する一塁でのプレイを判定します。
 もし、野手が打者走者に対してプレイを行わず、二塁走者や三塁走者をアウトにすることを試みたら、状況に応じ内野内へ移動して、起こり得るプレイに注意します。(図13)




   今日も元気に「ストライク!」

(2001.8.15)

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草審判員 くま


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