一塁のファウルライン際に外野飛球が打たれたとき、審判員はラインに沿って可能な限り打球を追います。そして、打球の判定は必ず静止して行います。ファウルラインをまたいだ姿勢が望ましいものです。一般的に、右翼手が一塁のファウルラインへ向かって打球を追いかけたときは、この姿勢でプレイを判定してください。 審判員は打球の判定の後、打者走者の一塁触塁を確認します。その後、走者が二塁へ向かったらマウンド方向へ姿勢を転換させ、これから起こり得るすべてのプレイに備えるためにマウンドの後方へと移動します。打者走者に対するタッグプレイが行われようとしたときには、思い切ってプレイに近づいてください。しかし、それ以外はマウンド付近に待機してプレイをやや遠まわしに注視していてください。打者走者の動きに惑わされることなく落ちついた行動をとるためです。(図16)
右翼手の定位置から左翼手の定位置までの範囲で飛球が打たれたとき、審判員は打球の行方に注意しながら内野内へ入り、打者走者の一塁触塁を確認します。例え飛球が左中間に打たれても、審判員は二塁より向かって右側、要するに一塁側へ入ります。これはフェアもしくはファウルの判定を伴わないからです。ただし、この打球が野手に直接捕球されるかどうかというケースでは打球の方向へ足を進めます。この後、打者走者の進塁に合わせて、内野内を移動します。タッグプレイが発生しそうなときには思い切ってプレイに近づきますが、そうではない場合は遠まわしに走者と各塁の触塁をみるようにします。必要以上に打者走者につられて走りまわらない。これは体力の消耗を防ぐ技術のひとつであり、どのようなプレイにも即座に対応できるような姿勢を作ることにもつながります。(図17)
左翼手が三塁のファウルラインへ向かって打球を追いかけた場合、右翼線へ飛んだときと同様、まず最初にやらなければならないことは打球の確認です。打球に対してフェアの宣告を行ったら、審判員はマウンドの後方まで移動して、打者走者の二塁以上の進塁に備えます。走者が各塁に正しく触れたかどうかもしっかり見極めなければなりません。
その他の注意事項につきましては、これまでに書いてきたとおりです。(図18)