「草野球の窓」くまの穴

第3章(1)単独制審判の動作
D.外野飛球に対する判定
〜走者二塁の場合〜

<打球が右翼線へ飛んだとき>

 外野飛球が一塁のファウルライン際へ打たれたときは、最初に打球の判定を行います。ファウルラインをまたいだ状態で打球の行方を追います。もし二塁走者が打球が捕球されてから離塁しようとしている場合は、打球の判定の後、視点をすばやく二塁上へ移し変えることも重要です。

 打球に対しフェアの宣告を行ったら、次に内野内へ移動して、打者走者の一塁触塁を確認及び二塁走者の三塁や本塁への進塁に備えます。マウンド付近で一・二・三塁を注視し、球が野手によってどこへ送られるかに注意してください。二塁走者が本塁へ向かうときは本塁へ戻ることが基本ですが、本塁への送球がない場合は、内野内からこの走者の本塁触塁を確認しても構いません。

 走者が本塁に達した後はプレイは打者走者に対してだけ行われることになります。打者走者に神経を集中させましょう。(図22)



<打球が右中間から左中間へ飛んだとき>

 右翼手の定位置から左翼手の定位置までの範囲で飛球が打たれたとき、審判員は打球、打者走者、二塁走者が同一視界に入るような位置を素早く占める事が必要です。打球の方向が右中間であれば三塁側のファウル地域、左中間に飛んだときは一塁側のファウル地域に移動します。そしてその位置からすべての塁に注意します。
 二塁走者が本塁に達した後は打者走者にだけプレイが行われることになりますから、思い切って内野内へ入ります

 もし打者走者に対して二塁上でタッグプレイが発生したとき、ファウル地域からの判定ではあまりに距離がありすぎるため、その判定が正しいものであったとしましても、選手はこの判定に不信感を抱くことにもなります。それを少しでも防ぐように、審判員は可能な限りプレイに近づく努力を惜しんではいけません。もし距離を縮めることが不可能なときは、プレイを注視する角度に気をつけ、プレイをよく見渡すことのできる位置を占めて判定を行うことです。この辺りのテクニックは走者の人数やその位置に関係なく重要ですので、身体が自然に動くようになるまで何回も練習してください。(図23)



<打球が左翼線へ飛んだとき>

 三塁のファウルライン付近へ飛球が打たれたときは審判員はラインに沿って打球を追い、打球の判定を行います。打球がフェアならば審判員は内野へ入り、打者走者の一塁触塁と二塁走者の三塁触塁の確認を行ないます。そして本塁でのプレイに備えるため、本塁へバックします。

 二塁走者の得点が明らかで、守備側も本塁へ送球しないときは本塁へは戻らずに内野内から本塁触塁を見ても構いません。このときは引き続いて行われるであろう、打者走者に対するタッグプレイに注意して二・三塁上に視点をおきます。(図24)




   今日も元気に「ストライク!」

(2001.9.6)

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草審判員 くま


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