「草野球の窓」くまの穴

第3章(1)単独制審判の動作
D.外野飛球に対する判定
〜走者三塁の場合〜

<打球が右翼線へ飛んだとき>

 外野飛球が一塁のファウルライン際へ打たれたときはこれまでの例と同じく、まず最初に打球の判定を行います。ただし打球を追うのは、野手がその打球を直接捕球するかしないか、見極めが困難な場合に限ります。これは、三塁走者が打球捕球後に離塁して得点を狙う場合が多いため、そのプレイに備える必要があるからです。フェア・ファウルの判定のために本塁を遠く離れて一塁へ向かうことは避けてください

 打球、野手と三塁走者が同一視界に入る位置を占めることが望ましいのですが、それが難しいときは本・一塁間のファウル地域に位置して、打球の行方に注目します。そして野手が打球に触れた瞬間、またはフェアとなった瞬間に視線を三塁走者へ移します。この後、本塁でのプレイに備えます。

 上記の審判員の動きはもちろん無死または一死の場合です。二死のときは三塁走者は打撃と同時にスタートしますので、この際は走者の動きに注意しながら、打球をファウルラインに沿って追いかけてください。(図25)



<打球が右中間から左中間へ飛んだとき>

 右翼手の定位置から左翼手の定位置までの範囲で飛球が打たれたとき、審判員がまず最初に気をつけることは三塁走者が本塁へ向かって走塁を始めたか、もしくは三塁のキャンバスバッグに付いて野手の捕球後に本塁へ走ろうとしているか、ということです。二塁打以上の安打となったときは、審判員は内野へ入って打者走者の動きに注意してください。三塁走者の本塁の触塁は内野内から確認しても構いません。短打の際や飛球が捕球されたときは野手が本塁へ送球して、本塁上でプレイが行われるかもしれません。ですから、このときは本塁から遠く離れることがあってはなりません。

 そして、特に三塁走者が野手の捕球後に本塁へ向かおうとしているときは、打球とそれを捕球しようとしている野手及び三塁走者が同一の視界におさまる位置を素早く判断して占める事が必要です。 単独制審判の場合、これに加えて打者走者の一塁触塁をも確認する仕事が加わります。数多くのケースがあり書面だけでは書き尽くせませんが、このときは一般的に、左右どちらかのファウル地域に構えれば広い視界を得ることができるでしょう。(図26)



<打球が左翼線へ飛んだとき>

 三塁のファウルライン付近へ飛球が打たれたときはラインに沿って進み、打球の判定を行います。けれども、三塁に走者がいるわけですから、打球を深く追うわけにはいきません。三塁走者が本塁へ向かっているときはその走路をふさぐことのないよう注意しなければなりません。走者が野手の捕球後に本塁へ向かおうと準備したときには、打球と野手、そしてこの走者が同一視界に入るようなポジションを占めます。もしファウルラインに沿って打球の判定が必要なときは、三塁走者の陰にならないように注意してください。

 打者走者の一塁触塁と二塁への進塁にももちろん気をつけなければなりませんが、三塁走者の動きの方が重要です。打者走者については、触塁の確認程度にとめておいてください。

 野手から本塁へ送球が行われた場合はプレイに備えて本塁へ戻ります。(図27)




   今日も元気に「ストライク!」

(2001.9.10)

前項に戻る 「くまの穴」メニュー 次項へ進む

草審判員 くま


トップ 〕/ リーグ名簿チームリンク集スポーツ安全保険草野球資料室草野球フォーラム
「まるドの目」「くまの穴」「草野球の科学」「マネージャーの声」「拝啓 新興チーム様」** ログイン**