「草野球の窓」くまの穴

第3章(1)単独制審判の動作
D.外野飛球に対する判定
〜走者一・二塁の場合〜

<打球が右翼線へ飛んだとき>

 飛球が一塁のファウルライン際へ打たれたとき、審判員はまず最初に打球の判定に注意しなければなりません。打球がフェアのときは各走者の動きに目を向けます。打者走者を含め、塁上に三人も走者がいるのですから、とても機敏な動作が要求されるところです。基本的にもっとも本塁に近いところにいる走者に気をつけてください。
 そして、これから起こるであろうプレイを予想して行動することも必要です。この辺りの動きはプレイの変化によって千差万別に変わりますが、常に落ち着いて行動してください。打球の判定の後、素早く本塁へ戻る必要もありましょうし、内野へ入って各走者に対するプレイを判定する必要に迫られるかもしれません。もし、次の行動に躊躇するようなことがありましたときは、球の行方にだけ神経を集中させてください。プレイは必ず球のある場所で行われます
「送球のあるところに審判員がいる。」 そのような気持ちで動いてくだされば、多くのプレイをカバーすることができるでしょう。(図28)



<打球が右中間から左中間へ飛んだとき>

 打球が標記の位置へ飛んだときには、審判員は左右どちらかのファウル地域に位置して、打者走者を含む三人の走者の動きに注意します。明らかに長打となる際にはフェア地域へ移動して内野内から二塁走者の得点を確認しても結構です。そして、一塁走者と打者走者の進塁に注目します。

 前項のごとく、球のあるところでプレイは発生するということを念頭におけば、単独で審判を行うときもそう恐れることはありません。(図29)



<打球が左翼線へ飛んだとき>

 三塁のファウルライン付近へ飛球が打たれたときは、審判員はラインに沿って打球を追い、打球の判定を行います。フェアボールの判定を行った後は一塁のファウル付近まで移動して、打球と全走者が同一視界に入るように注意します。今回の場合もこれまで同様、球の行方を最優先に考えます。そうすれば、走者の本塁触塁を見ている間に遠く離れた二塁上で発生したタッグプレイを見落とすなどという失敗を避けることができるでしょう。(図30)




   今日も元気に「ストライク!」

(2001.9.14)

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草審判員 くま


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