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三塁走者が本塁への盗塁を企てたとき、まず最初に審判員が確認しなければならない事は、投手が投手板に触れた状態で捕手へ球を送った(投球)か、もしくは投手板を外した状態で捕手へ送球したかを判断することです。投球であればまずこれに対する判定を行います。「ストライク」「ボール」。
このときストライクの判定でありましても、ジェスチュアは必要ありません。宣告だけで結構です。走者が本塁直前まで来ていて、審判員に余裕がないときは宣告も後回しで構いません。投球がストライクなのかボールなのかだけはしっかり見極めてください。
そしてこの後、捕手の三塁走者に対するタッグプレイの判定を行います。捕手の背中越しに本塁をのぞきこんでプレイを注視することが最良の方法です。このときも投球の判定を行ったそのままの位置で本盗の判定は行ってはなりません。一歩でも例え半歩でも前進してプレイに近づく努力をしてください。本盗の判定が終了しましたら、先ほどの投球の判定について両チームの選手によく聞こえるように再度宣告してください。「先ほどの投球はストライク(ボール)です。○○ストライク・○○ボールで再開します。」 記録員がいる試合では、彼らにもボールカウントについて報告しなければなりません。
ところで、捕手へ投げた球が投手板を外して行った「送球」でありました場合は、投球の判定が伴わないことは言うまでもありません。そして、この「送球」を打者が「投球」と思いこんで打ってしまったときには、守備妨害が宣告されて三塁走者がアウトになります。打者はもちろんノーカウントです。この守備妨害によるアウトが第三アウトに該当する際は、走者ではなくて打者がアウトとなります。(図42) |