「草野球の窓」くまの穴

第3章(2)四人制審判の連携動作
B.塁審の構え方
〜走者ありのとき〜

【走者がいる場合のプレイへの備え方】

 野手は投手が投球するごとに低く腰を落として構えます。塁審も同じことが言えます。一球ごとにこの次行われるであろうプレイに準備します。

 まず、受け持ち塁に走者がいる場合、投手が捕手のサインを見る姿勢になりましたら、腰をかがめて両手をひざの上に添えます。そして、けん制球や打球に備えます。もちろん投手のボークにも注意します。投球が打たれず球が捕手から投手へ返りましたら、緊張をといて腰を伸ばし、両手を自然に下げます。一球ごとに上記を繰り返します。

 受け持ち塁に走者がいないときでも、どこかの塁に走者がいるときは、一球ごとに腰をかがめてプレイに準備します。


<自分の受け持ち塁に走者がいる場合>(図44)
〔一塁塁審〕
 一塁の後方、約1.5〜2mくらいの位置まで塁に近づきます。そしてファウルラインをまたいで立ち、身体をやや投手側に向けます。これは、投手のけん制球に備えるためであり、また投手が違反行為(ボーク)をしていないかどうか注視するためでもあります。

〔二塁塁審〕
 わが国で主流となっていたカウンタークロックワイズでは、右打者のときは一・二塁の延長線上、約2mの位置に立ちます。左打者のときは、三・二塁の延長線上約2mに位置しても構いません。二塁塁審は右中間から左中間までという広い範囲に飛んだ打球の判定を行う必要があります。ですから二塁に走者がいるときでもいつでも快適に打球を追いかけることができるような位置で構えることが大切です。

〔三塁塁審〕
 三塁の後方、約1.5〜2mくらいの位置まで塁に近づきます。そしてファウルラインをまたいで立ち、身体をやや投手がわに向けます。これも一塁塁審と同じく、投手のけん制球に備え、投手がボークをしていないかどうか判定するためでもあります。


<自分の受け持ち塁には走者はいないが、前の塁には走者がいる場合>
 これは、走者一塁のときの二塁塁審や走者二塁のときの三塁塁審が該当します。要するに、走者の盗塁に備えるための位置占めを行うということです。各塁審とも、走者がいないときの構える位置より若干前方に出て、走者の盗塁に備えます。外野飛球も追うことができ、なおかつ盗塁の判定のために容易に最適なポジションをとることのできるような準備をするのです。


<自分の受け持ち塁と前の塁の両方に走者がいない場合>
 走者二・三塁のときの一塁塁審、走者三塁のときの二塁塁審、走者一塁のときの三塁塁審が当てはまります。このときの各塁審の構える位置は、前述の「走者なしの場合」と同じです。


   今日も元気に「ストライク!」

(2001.11.13)

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草審判員 くま


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