「草野球の窓」くまの穴

第3章(2)四人制審判の連携動作
F.タッグアップの判定方法

【はじめに】
 ここでは無死または一死のとき、走者が外野手の捕球後に次塁へ向けて走塁した際の判定方法について解説します。これは走者の離塁が外野手の捕球より早いか否かを確認する行為です。選手の皆さまが「タッチアップ」と呼んでおられる、馴染みのあるプレイのことです。


〜走者二塁の場合〜


<打球が右翼線へ飛んだとき>(図76)
a) 一塁塁審
 打球を追います。ファウルライン際への打球はラインをまたいで判定します。

b) 二塁塁審
 外野手の捕球と走者が同一視界に入る位置に移動します。その位置から外野手の捕球と走者の離塁を確認します。

c) 球審
 打者走者の一塁触塁を確認します。また、二塁塁審の補助も行います。これはタッグアップについて二塁塁審から相談があったときに即答できるようにするためでもあります。

d) 三塁塁審
 走者の三塁上でのプレイに備えます。



<打球が右中間〜左中間へ飛んだとき>(図77-1)
a) 二塁塁審
 打球を追います。

b) 一塁塁審
 内野内、一・二塁間の中間近くまで走りこみます。走りこんだ直後に身体を反転させ、打者走者の一塁触塁を確認します。

c) 球審
 三塁塁審の補助を行うために本塁付近から二塁走者のタッグアップを確認します。

d) 三塁塁審
 二塁走者のタッグアップを確認します。打球を処理しようとする外野手と二塁走者を同一視界に入れるために二・三塁間へ走りこみます。二塁走者が三塁へ向かって走ってきますので、あまり二塁に近づきすぎてはいけません。走者のスタートと同時に三塁へ素早く戻ります。



<打球が中堅〜左中間へ飛んだとき>(図77-2)
a) 二塁塁審
 打球を追います。

b) 三塁塁審
 三塁上のプレイに注意します。同時に二塁走者のタッグアップ確認の補助を行います。

c) 一塁塁審
 二塁走者のタッグアップを確認します。一・二塁間へ走りこみ、打球、外野手と走者を同一視界に入れて、プレイを注視します。

d) 球審
 球審は本塁と一塁の中間くらいの位置のファウル地域に進み、そこから打者走者の一塁触塁を確認します。余裕があれば、二塁走者のタッグアップ確認の補助を行います。

<打球が左翼線へ飛んだとき>(図78)
a) 二塁塁審
 外野手の捕球と走者が同一視界に入る位置に移動します。その位置から外野手の捕球と走者の離塁を確認します。

b) 三塁塁審
 打球を追います。ファウルライン付近への打球はファウルラインをまたいで判定します。

c) 一塁塁審
 打者走者の一塁触塁を確認します。

d) 球審
 内野内へ入って、二塁走者のタッグアップ確認の補助を行います。




   今日も元気に「ストライク!」

(2003.1.4)



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草審判員 くま


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