…走者のアウト(4)…

(7.08e-)打者が走者となったために、進塁の義務が生じた走者が次の塁に触れる前に、野手がその走者またはその塁に触球した場合。(このアウトはフォースアウトである)
 ただし、フォースプレイにおいて、後位の走者が先にアウトになれば、フォースの状態でなくなり、前位の走者には進塁の義務がなくなるから、身体に触球されなければアウトにはならない。
 また、走者が塁に触れた後、余勢でオーバースライドまたはオーバーランした場合には、塁に触れた瞬間に進塁の義務を果たしたことになるから、その走者は身体に触球されなければアウトにはならない。(このアウトはフォースアウトではなく、タッグアウトである)
 しかし、進塁の義務の生じた走者が次塁に触れた後、どのような理由にせよ、その塁を捨ててもとの塁の方へ離れた場合は、再びフォースの状態におかれるから、野手にその身体または進塁すべき塁に触球されれば、その走者はアウトとなる。(このアウトはフォースアウトである)
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【原注】オーバースライド、またはオーバーランは二塁および三塁で起こり、一塁ではこの状態は起こらない。
【注一】この項は、フォースアウトの規定であり、打者が走者となったために、塁にいた走者に進塁の義務が生じたときに、野手が、
(1)その走者が次の塁に触れる前に、その塁に触球した場合
(2)その走者が次の塁に触れる前に、その走者に触球した場合
(3)その走者が次の塁へ進もうとしないで、もとの塁にとどまっているとき、その走者に触球した場合を指し、特に(3)の場合は、自己より後位の走者がアウトにならない限り、その塁の占有権はすでに失われているから、たとえその走者が塁に触れていても、野手がその走者に触球すればアウトになる。
【注二】たとえば、一塁走者が打球とともに走り出して、いったん二塁に触れた後、その打球が飛球として捕えられようとするのを見て、一塁へ戻ろうとしたとき、フライを落とした野手からの送球を受けた二塁手は、走者が再び二塁に達するまでに二塁に触球した。この場合、はじめに二塁を踏んだことは取り消され、フォースアウトと認められる。
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