…セットポジション…

〔草窓注〕本項は主にプロに適用されますが、条文の体裁上掲載いたします。アマチュアでは変更はなく【注】として記載されています。
(8.01b-)投手は、打者に面して立ち、軸足を投手板に触れ、他の足を投手板の前方に置き、ボールを両手で身体の前方に保持して、完全に動作を静止したとき、セットポジションをとったとみなされる。〔07年改正〕
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この姿勢から、投手は、
(1)打者に投球しても、塁に送球しても、軸足を投手板の後方(後方に限る)にはずしてもよい。
(2)打者への投球に関連する動作を起こしたならぱ、中途で止めたり、変更したりしないで、その投球を完了しなけれぱならない。
【注】アマチュア野球では、投手の軸足および自由な足に関し、次のとおりとする。
(1)投手は、打者に面して立ち、その軸足は(投手板の側方にはみ出さないように)全部投手板の上に置くか、投手板の前縁にピッタリと離れないようにつけて置き、他の足を投手板の前縁およびその延長線より前方に置いて、ボールを両手で身体の前方に保持し、完全に動作を静止する。
(2)投手は、軸足を投手板からはみ出すことなくその全部を投手板の上に置くか、投手板の前縁にピッタリと離れないようにつけて置かなければならない。軸足の横を投手板にわずかに触れておいて、投手板の端からはみ出して投球することは許されない。
〔07年追加〕 ---
 セットポジションをとるに際して、ひとたびストレッチを行なったならば、打者に投球する前に、必ずセットポジションをとらなければならない。
 投手は、セットポジションをとるに先立って、片方の手を下に下ろして身体の横につけていなければならない。この姿勢から、中断することなく、一連の動作でセットポジションをとらなければならない。
 投手は、ストレッチに続いて投球する前には(a)ボールを両手で身体の前方に保持し、(b)完全に静止しなければならない。
 これは義務づけられていて、審判員はこれを厳重に監視しなければならない。投手は、しばしば走者を塁に釘づけにしようと規則破りを企てる。投手が、"完全な静止"を怠った場合には、審判員はただちにボークを宣告しなければならない。
【原注】走者が塁にいない場合、セットポジションをとった投手は、必ずしも完全静止をする必要はない。しかしながら、投手が打者のすきをついて意図的に投球したと審判員が判断すれば、クィックピッチとみなされ、ボールが宣告される。8.05e参照〔07年追加〕
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【注一】我が国では、本項〔原注〕の前段は適用しない。〔07年追加〕
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【注二】本条(a)(b)項でいう、"中途で止めたり、変更したり"とはワインドアップポジションおよび、セットポジションにおいて、投手が投球動作中に、故意に一時停止したり、投球動作をスムーズに行なわずに、ことさらに段階をつけるモーションをしたり、手足をぶらぶらさせて投球することである。
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【注三】投手がセットポジションをとるにあたっては、投手板を踏んだ後投球するまでに、必ずボールを両手で保持したことを明らかにしなげればならない。その保持に際しては、身体の前面ならどこで保持してもよいが、いったん両手でボールを保持して止めたならば、その保持した個所を移動させてはならず、完全に身体の動作を停止して、首以外はどこも動かしてはならない。
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【注四】セットポジションからの投球に際して、自由な足は、
(1)投手板の真横に踏み出さない限り、前方ならどの方向に踏み出しても自由である。
(2)ワインドアップポジションの場合のように、一歩後方に引き、そして更に一歩踏み出すことは許されない。
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【注五】投手は走者が塁にいるとき、セットポジションをとってからでも、プレイの目的のためなら、自由に投手板をはずすことができる。この場合、軸足は必ず投手板の後方にはずさなければならず、側方または前方にはずすことは許されない。
 投手が投手板をはずせば、打者への投球はできないが、走者のいる塁には、ステップをせずにスナップだけで送球することも、また送球のまねをすることも許される。
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【注六】ワインドアップポジションとセットポジションとの区別なく、軸足を投手板に触れてボールを両手で保持した投手が、投手板から軸足をはずすにあたっては、必ずボールを両手で保持したままはずさねばならない。
 また、軸足を投手板からはずした後には、必ず両手を離して身体の両側に下ろし、あらためて軸足を投手板に触れなければならない。
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