◆ミャンマー野球の初日が始まった
座禅が終わり、ランニング、ストレッチを始める選手達を眺めながらグランド内の状況を見てみる。内野は草が枯れているものの、土と砂が混ざっていて使いやすそうなグランドだ。でも枯れ草の根があってイレギュラーが多そう。。。
外野へ行ってみると、暑さのためか草はまばらで土の部分には地割れが見られる。土はガチガチに固まっていてスライディングキャッチなどしたらたいへんな事になりそう。しかし、これだけ立派な専用球場があることを羨ましく思った。
空を見ると雲一つない青空が広がっている。空は日本と同じだ。ミャンマーに来る前、最後に野球の試合をした荒川河川敷の野球場を思い出した。雰囲気がよく似ている。ユニフォームを着て野球場にいると自分がミャンマーにいることを忘れてしまいそうだ。
【5】キャッチボール風景
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硬式ボールを早く投げてみたい私は、練習を見学しているサングラスの選手と軽くキャッチボールを始める。この選手、投げ方が凄く良い。手首、肘の使い方がきれいだ。この子がエースだな、とすぐにわかる。私に自分をアピールするように近距離からかなりの速球を投げてくる。危ないな(笑)。
選手達がベースランニングをしている時に岩崎さんご夫婦がやってきた。選手達に緊張感が生まれたのがわかった。選手が集合して正式に紹介される。とりあえず日本語で「これから約3週間一緒に練習させていただきます。よろしくお願いします」と挨拶。すかさずアウン・ナイン・ウーさんが通訳してくれる。いよいよミャンマーでの野球が始まった。選手がキャッチボールをしている間【5】にミャンマー野球チームの練習内容、運営方針などを説明してもらった。
◆自分より上手い選手がいる!
【6】岩崎監督
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私の初めての仕事?ノックをする。シートノックをしていると選手のレベルがよくわかる。20人程の選手(子供が7,8人)がいて野球が出来るなっていう選手は10人くらい。キャッチャーと内野に入っている4人、外野の2人はかなりの実力だ。日本の普通高校野球部ならレギュラーになれるだろう。草窓評価なら守備3〜4と言ったところか。キャッチャー、セカンド、ショートの守備は素晴らしい。私の所属している市の野球連盟Aクラスのチームでもレギュラーになるだろう。私よりも確実に上手い。私が教えることなんて何にもない。。。ノックの時、ミスをした選手に岩崎監督【6】の叱咤の声が。凄く怖い。私がビビった(笑)。ノックが終わり12時で午前中の練習は終了。
【7】将来有望ゾーゾー君
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午後の練習は午後2時30分から。お昼は岩崎監督のお宅でご馳走になる。午後はレギュラークラスの選手はフリーバッティング、子供と初心者はキャッチボールとティーバッティングのメニュー。私は子供と初心者にキャッチボールとスイングを教える。言葉がわからないので身振り手振りで説明。とりあえず手本をみせて真似をしてもらうことに。 上手く伝わらず言葉の重要性を痛感する。
ゾーゾーという名前の左投げのセンスの良い子供がいた【7】。投げ方はあまり良くないけど肩が強いし捕球、スイングが良い。年齢は13才とのこと。将来が楽しみだ。
練習は午後5時で終了。あっと言う間に練習参加初日が終了。暑さもあり、かなりの疲労感がある。日本の気温は15℃くらいだったのにミャンマーは40℃以上もある。暑さに早く慣れないと。。。
ホテルまで車で送ってもらう。ホテルに帰りシャワーを浴びながら手洗いで洗濯をする。けっこう疲れる。夕食はホテルのレストラン?で食べる。チャーハンと焼きソバを注文。待つこと45分。味はミャンマー風?でかなり油っこいが美味しい。値段は日本円で120円程度。安い!
まだお金を換金していないので岩崎監督から借りた1000チャット(130円位)を握り締めて近所の店へ初めてのお買い物に行く。コーラと水を買って500チャット。コーラはご飯と比べるとけっこう高い。店の子供が「外国人が来た!」と緊張していたので可笑しかった。
テレビを見るがもちろんすべてミャンマー語。チャンネル数は3局。一つはニュース専門みたいだった。疲れたので午後9時には寝る。健康的な生活だ。
◆初めてのミャンマーの朝
4月25日(金)
午前2時30分起床。日本での睡眠時間はだいたい5時間くらいなので習慣になっているのだろう。テレビをつけるも何も放送していない。持って来た野球教本を読んで時間を潰す。
午前7時30分に昨日と同じメニューの朝食を取る。その後ホテルを出て待ち合わせ場所へ。今日も暑い。初めて歩くヤンゴンの町 。通勤時間なので車も人も多い。すれ違う人、バスを待っている人のほとんどが私を見る。私が履いている靴に注目しているようだ。そういえばミャンマー人は老若男女みんなサンダルを履いている。明日からは私もサンダルを履こう。
ミャンマーでの道路の横断は危険だ。車が走る隙をついての横断。車はクラクションを鳴らしまくる。渡るタイミングがわからない私はミャンマー人の後にくっついての横断。
なんとか待ち合わせ場所の銀行前に到着。銀行の警備員がイスを貸してくれる。やさしい警備員のおじさんは英語が上手だった。午前8時50分にスタッフのモーゾーさんが迎えに来てくれた。
◆監督に練習を任された!!
午前はシートノックをする。途中からレフトでノックを受ける。外野はイレギュラーが多くてゴロの捕球が難しかった。後ろに逸らすボールが多い。グランドが広いから後ろに逸らすと取りに行くのがたいへんだ。
【8】キャプテン・マンマンティン選手
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午後は岩崎監督が仕事で欠席のため、練習を任せられる。キャプテンのマンマンティン【8】、ミョウタントゥンと相談してシートノックとフリーバッティングをすることにした。 岩崎監督がいないため練習に緊張感はないがサボる選手はいない。キャプテンの2人を先頭にレギュラー選手達は真面目に練習している。
初めて見た選手達のフリーバッティングの感想は「力任せ」だった。みんなレフトに引っ張って打っている。飛ばす選手で90メートル。軟式に慣れた私には硬球ボールの打球はとても速く感じた。
私も打たせてもらう。選手達は全員レフト方向の守備位置につく。ホームランを期待しているのだろうが、私はセンターからライトへ流すタイプのバッターなのだ。無理をしてレフトを狙うも、引っかけてのサードへのゴロが多かった。最長飛距離は90メートル程度、ミャンマー選手と同じくらい。。。。日生の下山選手(※)は軽々とフェンスを越えたそうだ。あちらはアマで最高峰のバッター、それくらいは当たり前か。。。。(※現在近鉄バファローズ)
午後5時30分に練習終了。午後6時ホテル到着。シャワーを浴び、洗濯してビールを飲んで横になっているといつの間にか寝ていた。よってこの日は夕食なし。。。